健康診断の案内を見て、「胃カメラも選べるようになったらしいけれど、自分は対象なのかな」と気になった方もいるのではないでしょうか。費用や予約先も含めて、受診前に確認しておきたいところです。
地域情報メディア『アマノガワテラス』でエリア担当ライターをしているジュンです。交野市在住で、妻と4歳の娘がいる暮らしの中で、市の制度も自分ごととして確認する機会が増えました。
今回は、交野市の胃がん検診に胃内視鏡検査が加わった件について、対象年齢、費用、無料になる条件、予約方法の順に見ていきます。胃内視鏡検査を受けられない条件もあるため、予約前に確認したい点もあわせて整理します。

胃がん検診に胃カメラが加わった
交野市では、令和8年4月から胃がん検診で胃内視鏡検査、いわゆる胃カメラを選べるようになりました。これまでの胃部エックス線検査、いわゆるバリウム検査に加えて、検査方法の選択肢が増えた形です。
ただし、胃内視鏡検査と胃部エックス線検査では、対象年齢や受診間隔、受診場所が異なります。胃内視鏡検査は誰でも毎年受けられるものではないため、まずは自分が令和8年度の対象に当たるかを確認しましょう。
対象年齢と受診間隔について
胃内視鏡検査の対象は、交野市に住民票がある50歳以上の方で、受診間隔は2年度に1回です。年度内の令和8年4月1日から令和9年3月31日までに50歳になる方も含まれます。
令和8年度は、令和9年3月31日時点の年齢が原則として偶数になる方に受診が案内されています。年齢だけでなく、前年度に市の胃内視鏡検査を受けていないかも確認が必要です。
市の胃内視鏡検査を受けた翌年度は、胃内視鏡検査だけでなく、胃部エックス線検査も受診できません。対象か判断しにくい場合は、交野市公式サイトに掲載されているフローチャートを確認するか、健康増進課へ問い合わせてください。
- 対象を確認するときの要点
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- 交野市に住民票がある
- 年度内に50歳以上になる
- 令和8年度は令和9年3月31日時点で原則偶数年齢
- 市の胃内視鏡検査を受けた翌年度ではない
胃内視鏡検査を受けられない場合がある
年齢の条件を満たしていても、身体の状態や服用している薬によっては、市の胃内視鏡検査を受けられない場合があります。
公式案内では、胃の病気で内視鏡による経過観察中の方、妊娠中の方、抗血栓薬と呼ばれる血液をさらさらにする薬を処方されている方などは対象外とされています。お薬手帳などで処方薬を確認できない場合も受診できません。
このほか、呼吸不全や心疾患、出血しやすい状態などがある場合は、医師の判断で検査を受けられないことがあります。服用中の薬や持病がある方は、予約時に医療機関へ伝えてください。
費用と無料になる条件を確認
胃内視鏡検査の自己負担額は500円です。交野市国民健康保険に加入している方は無料と案内されています。
生活保護世帯と、市・府民税非課税世帯の方にも費用免除があります。ただし、手続き方法は同じではありません。
生活保護世帯の方は、受診時に生活保護受給者証を医療機関の窓口で提示します。市・府民税非課税世帯の方は、先に実施医療機関を予約し、必ず受診前に無料受診券を申請する必要があります。
無料受診券を郵送で申請する場合は、発行まで1~2週間ほどかかることがあります。免除を希望する方は、検査日の直前ではなく、医療機関を予約した段階で手続きを確認しておくとよさそうです。
- 通常の自己負担額は500円
- 交野市国保加入者は無料
- 生活保護世帯は受給者証を受診時に提示
- 市・府民税非課税世帯は医療機関予約後、受診前に無料受診券を申請
生検を行うと追加費用がかかることもある
検診の自己負担額は500円ですが、検査中に異常が見つかり、病変の一部を採取する生検を行うことがあります。
生検は検診ではなく保険診療として扱われ、3割負担の方では4,000円から5,000円程度の追加費用が発生すると案内されています。金額は診療内容や負担割合によって変わるため、当日に備えて健康保険の資格が確認できるものも持参しましょう。
受診期間と実施医療機関
医療機関で受ける令和8年度のがん検診は、令和8年4月から令和9年1月末までです。年度末の3月までではないため、受診を考えている方は早めに予約状況を確認しておきたいところです。
胃内視鏡検査を受けられるのは、交野市が案内する指定医療機関です。令和8年度の公式ページには、交野病院、星田南病院、おがわクリニック、小林診療所、多々内科クリニック、なかむら内科・消化器内科クリニックが掲載されています。
医療機関によって、口から挿入する経口内視鏡と、鼻から挿入する経鼻内視鏡の対応が異なります。希望する方法がある場合は、公式一覧を確認したうえで医療機関へ問い合わせてください。
胃内視鏡検査は医療機関へ直接予約する
胃内視鏡検査を希望する場合は、実施医療機関へ直接予約します。市の集団検診用予約フォームや、けんしん専用コールセンターで予約するものではありません。
電話をする前に、希望する医療機関、経口・経鼻の希望、服用している薬を整理しておくと話が進みやすくなります。胃内視鏡検査ではお薬手帳の持参が必要です。
予約方法や受付時間は医療機関によって異なる可能性があります。予約時には、検査前の食事や飲水の制限、来院時間、当日の持ち物も確認してください。
ゆうゆうセンターの予約方法とは別なので注意
ゆうゆうセンターや地区集会所で行われる集団検診は、市の予約フォームまたはけんしん専用コールセンターを利用します。ただし、これは胃内視鏡検査の予約方法ではありません。
胃内視鏡検査は指定医療機関へ直接予約し、胃部エックス線検査などの集団検診は市の予約窓口を利用します。検査方法によって予約先が変わるため、混同しないようにしましょう。
バリウム検査などの集団検診について確認したい場合は、交野市公式サイトにある令和8年度の日程や予約方法を確認してください。
胃カメラとバリウム検査の違い
胃内視鏡検査と胃部エックス線検査は、どちらか一つを選んで受診します。ただし、対象年齢と受診間隔が異なります。
| 項目 | 胃内視鏡検査 | 胃部エックス線検査 |
|---|---|---|
| 対象年齢 | 50歳以上 | 40歳以上 |
| 受診間隔 | 2年度に1回 | 年度内に1回 |
| 自己負担 | 500円 | 500円 |
| 主な受診場所 | 指定医療機関 | 指定医療機関、ゆうゆうセンター・地区集会所 |
| 予約方法 | 実施医療機関へ直接予約 | 受診場所に応じて医療機関への直接予約または市の予約窓口 |
どちらが合うかは、年齢だけでなく持病や服用薬、過去の検査歴によっても変わります。自分で判断しにくい場合は、かかりつけ医や実施医療機関へ相談してください。
鎮静薬を使った検査は受けられない
交野市の胃内視鏡検診では、のどや鼻への局所麻酔薬以外の痛み止めや鎮静薬は使用しないと案内されています。眠った状態で検査を受けることはできません。
鎮静薬を使った胃カメラを希望している方は、市の検診として受けられる内容とは異なるため、予約前に医療機関へ相談してください。その場合の検査方法や費用が、市の検診とは別になる可能性があります。
症状がある場合は検診を待たずに受診を
市のがん検診は、自覚症状がない方を対象とした制度です。胃の痛み、食欲不振、吐き気、黒い便など気になる症状がある場合は、検診の予約日を待たず、医療機関へ相談してください。
症状がある場合の診察や検査は、市の検診ではなく、通常の保険診療として行われることがあります。予約時には「検診を希望している」だけでなく、症状があることも伝える必要があります。
予約前に確認する順番
交野市に住民票があり、年度内に50歳以上になるか、令和9年3月31日時点で原則偶数年齢かを確認します。前年度の胃内視鏡検診の受診歴も見ておきましょう。
お薬手帳を確認し、血液をさらさらにする薬を処方されていないか、胃の病気で経過観察中ではないかを確認します。
通いやすさに加えて、経口・経鼻のどちらに対応しているかを公式一覧で確認します。
希望する医療機関へ直接連絡します。費用免除を希望する方は、予約後に必要な手続きも進めてください。

年齢だけでなく、前年度の受診歴と服用中の薬も一緒に確認しておきましょう
今日は対象と予約先を確認してみる
まずは交野市公式サイトで、自分が令和8年度の対象に当たるかを確認してみてください。対象であれば、次は実施医療機関の一覧から通いやすい場所を探します。
わたし自身、市の制度は対象年齢だけ見て終わってしまうことがありますが、今回の胃内視鏡検査は、前年度の受診歴や服用中の薬も確認が必要です。お薬手帳を手元に置いて公式ページを見ると、予約前の確認が進めやすくなります。
受診期間は令和9年1月末までです。対象に当たる方は、希望する医療機関の予約状況が埋まる前に、まず電話で受け付け方法を確認しておくとよさそうです。
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